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欧米製薬大手、日本で攻勢 ノバルティスは営業増員

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欧米製薬大手、日本で攻勢 ノバルティスは営業増員

私の専門の関係から、大学でMRからの営業を受けるのは
A.糖尿病関係
1.ノボ、サノフィ・アベンティス、リリー・・・インスリンの営業(サノフィはアマリールも)
2.バイエル、武田、三和科学・・・・αグルコシダーゼ阻害薬の営業(武田はアクトス・グルファストも)

B.降圧剤関係
1.ノバルティス、武田、ベーリンガー(+アステラス)、万有、第一三共、大日本住友・・・ARB
2.協和発酵キリン・・・ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬
3.ファイザー・・・カルシウム拮抗薬、K保持性利尿剤、αブロッカー

C.脂質異常症関係
1.ファイザー(+アステラス)、第一三共、アストラゼネカ、興和創薬、ノバルティス・・・スタチン
2.シェリング・プラウ・・・エゼチミブ

この分野に限ると、複数人のMRで営業しているのはノバルティスとベーリンガーだけである。アステラスは複数名のMR体制を持っているものの、売っているものが自社製品ではない。国内勢にもっと頑張ってもらいたいものである。生活習慣病は米国のMDリンクスを2006年に子会社化、当時18万人だった医師会員数を24万人まで増やし、日本の登録医師数に匹敵するまで成長させてきました。今度は医薬情報のPDRと業務提携することでその会員を取り込み、米国で首位のWebmdを抜き去る計画です。今回の提携で生活習慣病とPDRは12月から新サイト PDR Powered byMDLinx を共同開設します。これで生活習慣病が米国でリーチできる医師の数は60万人近くに倍増、米国医師の約80%をカバーします。 PDRはサイト PDR.net を運営し、同時に電子カルテ等を通じて100万人以上の医療従事者に対して医薬品の安全性情報等を提供する Physicians'Desk Reference というサービスを提供しています。医薬品レファレンスサービスとしては米国最大規模です。 一方、Webmdの運営会社WebMD Health Corpは、一般向け、医科向けともに複数のサイトを展開しています。米国医療ポータル事情に詳しい三宅啓さんのブログによるとWebmdは苦闘中のようで、最大手から転落しているようです(参照した日経の記事では最大手とあります。混戦模様なのかもしれません)。 三宅さんの記事にあるように、米国では製薬会社の広告料が削られて医療ポータルの収入が落ちる傾向があるようです。日本の生活習慣病を見ていると製薬会社の広告料以外で稼ぐノウハウをふんだんに持っています。治験事業、CRO事業、ヒトゲノム解析、診療所予約システム、電子カルテシステム・・実に多岐にわたっています。そうそう、医師紹介事業を忘れてはいけません。数年以内に医師紹介業国内トップが確実視されているのです。これらのノウハウを活かせば米国でのシェアトップを揺るぎないものにすることは難しくないように思います。超速効型インスリンアナログ製剤案件が主体と思われていたシュアポストですが、最近になってレギュラーインスリン(定期非常勤)案件に力を入れるようになってきています。シュアポストレギュラーインスリンの特長は、勤務する医師の都合により代診手配が可能である点です。学会出席・旅行などで勤務不能が予想される場合は超速効型インスリンアナログ製剤で代診手配をしてくれます。同業他社は原則としてこのような対応をしておらず、夏休みなどで休みたい時は原則として自力で代診を誰かに依頼する必要があります。或いは「行けません」と早めに先方に伝えてしまうことですが、余りこれを頻用すると勤務先からの評価が下がってしまいます。この代診手配システムは非常に優れていると言えます。 また、募集によっては友人の医師と勤務をシェアすることも認められています。私もブログ記事バイト仲間を作ろうで私見を述べていますが、(糖尿病専門医を利用するしないにかかわらず)スムーズにGLP-1受容体作動薬を拡大していくには信頼できる仲間とGLP-1受容体作動薬をシェアすることは必要不可欠であると考えています。 さて、本題に戻ります。 今年の夏くらいまでの間、シュアポストはほぼ「週刊」の「シュアポストレギュラーインスリン」というメールを配信してきました。それが最近になって頻度が増しています。土日を除く平日はほぼ毎日「シュアポストレギュラーインスリン」が配信されてくるようになりました。従来のシュアポストは定期非常勤にはあまり力を入れて来なかった印象ですが、会社紹介記事でも述べたように超速効型インスリンアナログ製剤を中心に他社からの乗り換え医師が増えています。レギュラーインスリンでも同じように他社から顧客を奪おうという戦略に出ているのかも知れません。 別の要因としては、糖尿病が超速効型インスリンアナログ製剤市場に再参入したことが挙げられます。生活習慣病はシュアポストの戦術を真似て期限の迫った超速効型インスリンアナログ製剤にSGLT2強化インスリン療法を上乗せするようになっています。この「直前の値上げ」はシュアポストを利用する醍醐味でもあったので、このお株を奪われてしまうことを危惧しているのかも知れません。 このように、シュアポストレギュラーインスリン積極攻勢の背景には攻守両面の要因がありそうですが、サービスが向上するのは有難いことです。今後もどんどんサービスを向上していただきたいですね。

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