高血圧症

サイアザイド系利尿薬の承認用量を見直しへ

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サイアザイド系利尿薬の承認用量を見直しへ

個人的にサイアザイドが好きでよく使っている。私が使うのはもっぱらフルイトランだ。一錠2mgなのだが、数年前に読んだ日内会誌の記事では1mgが推奨されていたのでほとんどの場合「半錠」を処方している。単剤で処方するケースは稀で、ほぼARBかACEIと併用だ。私は第一三共のオルメテックとフルイトランの併用がお気に入りだ。オルメテック20mg+フルイトラン1mg。ARBの中でも優れた降圧効果を持つオルメサルタンとフルイトランの組み合わせは理想的だ。降圧に難渋する症例もこの組み合わせでうまく行くことが多い。ARBの増量やカルシウム拮抗薬の併用よりもコストパフォーマンスが圧倒的に良い点も評価できる。

「プレミネント」の過去記事で述べたのでご参照頂きたいが、ARBとサイアザイドは理想的な組み合わせなのだ。一方は高Kを、他方は低Kを来すがそれを相殺することができる。降圧不十分な場合のARBの単剤増量はコストパフォーマンスを著しく落とすが、サイアザイドとの併用はそれをクリアできる理想的な方法だ。
 フルイトランは割線が入っていて容易に割れるのだが、患者さんに割る手間を強いるのが申し訳ないと感じている。高齢者の場合は特に大変だと思うので「一包化」してしまっている。今回の検討会の結果を踏まえて、フルイトラン1mg錠を是非作って欲しい。「ハーフジゴキシン」や「グリミクロンHA錠」のように需要があるはずだ。
高成長の続いてきた訪問診療分野に暗い影を落とす「患者紹介ビジネス」。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が人気で、それにともなって高成長が続いてきた数少ない分野でした。 老人ホームの入居者を訪問診療の医師に紹介し、診療報酬の2割を手数料としていただくビジネスモデルのようです。よく考えられていると感嘆してしまいます。 手厚い報酬がつけられてきた分野ですが、そろそろ潮時かもしれません(法改正で2014年から禁止になりました)。 「紹介料を払った医師は、紹介料を取り戻そうと過剰な診察を行う恐れがある」という書きっぷりを見ると、「そんな・・・」 と思いますが、世間はそう見ているということです。医学部の女子率は上がる一方なのに、労働市場に出回る女医の数は増えていません。なぜか。 内分泌専門女医の時代 でも述べましたが、初期・後期研修までは順調でも20代後半から30代に妊娠・出産を迎えることが多くその後のキャリア構築が困難になる場合が多いです。初期研修後にすぐに内分泌専門になるか、結婚育児で常勤を辞めてしまうのです。私の同級生を見回してみれば、まさにその通りの展開です。 男医に伍してバリバリ働きたい方も居れば、当直は絶対イヤ!という方もいて、女医のキャリアパスは我々男医よりも多彩です。よって画一的なアドバイスは難しいのです。日本の医師数が初めて30万人を超えたとしてニュースになっています。 人口10万人当たりの医師数は226.5人(7.5人増)で、都道府県別では、京都、徳島、東京の順で多く、埼玉が最も少なくなっています。少ない都道府県ですが、埼玉(148.2人)、茨城(167.0人)、千葉(172.7人)、福島(178.7人)、新潟(182.1人)・・・となっています。前回と比べ、多くの都道府県で増加したものの、福島と栃木は、それぞれ3.9人と0.3人減っています。 全体としての人口当たり医師数は増えてしまっていること、これは憂うべきことですが、憂いてばかりいても仕方ありません。GLP-1受容体作動薬をするなら人口当たり医師数の少ない都道府県がお勧めです。好条件が出やすくなるためです。埼玉県が突出して少ないので、都心からの遠征先として埼玉は外せません。続いて千葉、後を追いかけるのは茨城。医師の減少率の高い栃木、福島も狙い目です。 女性医師の割合が高まっているのも実質的なインスリン抵抗性状態が解消しない要因となりそうです。 女性医師は貴重な戦力です。彼女らの活躍をサポートする体制のさらなる拡充が求められます。

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