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高齢糖尿病患者への抗精神病薬投与で高血糖が増加する

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高齢糖尿病患者への抗精神病薬投与で高血糖が増加する

高齢者にはうつ状態が合併しやすく、抗精神薬を処方する機会は多い。実際、抗精神薬を大量に内服して頑固な便秘に悩まされている高齢者は多い。私個人の経験では抗精神薬を内服している高齢者に高血糖が多いという印象は無いが、今後は高齢者に抗精神薬を処方する場合には注意が必要になりそうだ。初回処方後の高血糖入院リスクは9~15倍になるというから、非常な注意が必要になってくる。高齢社会の到来で、高齢者に対する抗精神病薬の使用は過去10年間に大きく増加しているが、高齢者への投与には注意が必要だ。カナダ臨床評価学研究所 (Institute for Clinical Evaluative Sciences)のLorraine L. Lipscombe氏らは、高齢の糖尿病患者に抗精神病薬を投与すると、高血糖による入院リスクが上昇すること、初回処方後のリスク上昇が特に顕著であることを明らかにした。

高齢の糖尿病患者に抗精神病薬の投与を開始すると、高血糖による入院のリスクは有意に上昇する。高血糖と抗精神病薬の間に直接的な因果関係があるのかどう かは今後明らかにしていく必要があるが、糖尿病の高齢者の場合、最初に抗精神病薬以外の選択肢がないか検討すること、投与する際には家族にも高血糖リスク について説明すること、治療開始からしばらくは血糖監視を怠らないことが大切だ、と著者らは述べている。

船橋市においても高齢化に伴い、糖尿病患者さんは増加の一途をたどっている。船橋市にとどまらず、鎌ヶ谷市や市川市などでも高齢化が著しい。そのため、糖尿病診療をしていくにあたって細心の注意が求められる。

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