新型インフルエンザ

富山化学が新たなインフルエンザ治療薬を出す

05/11/2009

富山化学が新たなインフルエンザ治療薬を出す

t-705

富山化学が新たなインフルエンザ治療薬を出すようだ。2011年に日本で発売予定。名前はT-705 ターミネーターの形式名のようだが、タミフルとは作用の仕組みが異なり、タミフル耐性のインフルエンザウイルスの増加が懸念されるなかで期待が高まっている。細胞内でT-705が活性体である三リン酸体に変換され、インフルエンザウイルスの複製酵素であるRNAポリメラーゼを選択的に阻害してウイルスの増殖を直接阻止することができる。パンデミックの懸念がある鳥インフルエンザに関しても強い活性を示すことがユタ州立大学、東京大学等から報告されている。富山化学は富士フイルムホールディングスに属する企業である。富山市の主力工場に原料の生産ラインを新設して対応する。日本国内のタミフル市場は1200万人、リレンザは1350万人とされ、巨大な市場なのである。年間売上高で1000億円も夢ではない。

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