脂質異常症

塩野義が高コレステロール改善作用のあるOTCを発売

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塩野義が高コレステロール改善作用のあるOTCを発売

塩野義が高コレステロール改善作用のあるOTCを発売した。私はOTCには全く疎いのだが、どの程度効果があるのだろうか。この分野でOTCといえば(厳密には高TG血症治療薬なので異なる)エパデールのOTC化がある。 

塩野義製薬は9日、高コレステロール改善薬「ローカスタ」(リスク分類3)を同日発売したと発表した。明治製薬(本社・富山県)から導入した。同剤は塩野義とは別商標で新生薬品も発売している。

同製品には脂質代謝を改善し、血中の総コレステロールを減少させるパンテチン、腸管からのコレステロールの吸収を阻害し、体外排出促進するソイステロール、血管に障害をもたらす過酸化脂質の増加を抑え、末梢の血の流れをよくする天然型ビタミンEの3有効成分を配合する。

税込み2580円(90カプセル)と4780円(180カプセル)。2009年度売上高予定約1億円。

高コレステロール血症のOTCは久光製薬の「コレストン」などが順調に売り上げを伸ばしており、有望な市場なのであろう。患者さんたちの脂質異常症への関心が高まりセルフメディケーションによりリスク軽減できる人口が増えるのは良いことだと思う。ただ、「薬を飲んでいるから大丈夫」といって効果判定をしなかったり、スタチンでの積極治療が不可避となる家族性高コレステロール血症の患者までもがこのようなOTCだけで済ましてしまおうとするのは問題だ。これで効果が不十分だったら医療機関への受診をお勧めする。OTCは悪くはないが、効き目をちゃんと確認しましょうね、というお話です。

用法・用量を見ると1日3回・1回2カプセルなので1日6カプセル消費する。ということは前者は15日分、後者は30日分に相当する。結構なお値段ですね。そもそもスタチン程のLDL-C低下作用が期待できないであろうから、コストパフォーマンスは悪い。ちなみにアストラゼネカ/塩野義のクレストール2.5mg錠の薬価は82.7円。3割負担として、15日なら372.2円、30日なら744.3円となる。この場合は診察料などが別途かかるが、診察代を含めても後者の方がコストパフォーマンスが良いのは明らかだ。繰り返しになるが、
これで効果が不十分だったら医療機関への受診をお勧めする。OTCは悪くはないが、効き目をちゃんと確認しましょうね、というお話です。

高コレステロール血症治療薬OTCの大本命はメバロチンだと思うけど、無理だよね・・・と思って調べてみたらちゃんと候補に挙がっていた。

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