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メトホルミンに比べSU薬は転帰不良、ピオグリタゾンは良好

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メトホルミンに比べSU薬は転帰不良、ピオグリタゾンは良好

日経メディカルオンラインで、興味深い論文が紹介されていた。概略はタイトル通り。SU剤はメトホルミンに比べて初回心筋梗塞、初回心不全、全死亡リスクを上昇させるという。ただし今回検討されたSU剤は第一世代、第二世代のみで第三世代SU剤グリメピリド(アマリール)は含まれていないところが少々残念であった。アマリールは心筋プレコンディショニングを消失させないことから、心筋虚血には良いとされている。きっと第三世代SU剤を含めれば違う結果が出たと思うのだが。一方、チアゾリジン系ではピオグリタゾンが全死亡リスクを低下させた。

メトホルミンの有効性が改めて実証された形だ。良い薬なのだが、日本では750mg/日までしか認められていない。欧米では2500-3000mgまで認められている。欧米人との体格の差もあろうが、もう少し最大容量を緩和して欲しい。せめて1500mgまでは認めて良いのではないか。船橋市の糖尿病患者さんにも有効だ。

2009年12月24日 日経メディカルオンライン
メトホルミンに比べSU薬は転帰不良、ピオグリタゾンは良好
9万人超の2型糖尿病患者を対象としたコホート研究の結果

2型糖尿病の治療に用いられる経口薬のうち、メトホルミンに比べてスルホニルウレア(SU)薬は転帰不良で、ピオグリタゾンは転帰良好であることが、9万1521人を対象とした後ろ向きコホート研究で明らかになった。英London Imperial CollegeのIoanna Tzoulaki氏らが、BMJ誌電子版に2009年12月3日に報告した。

原題は「Risk of cardiovascular disease and all cause mortality among patients with type 2 diabetes prescribed oral antidiabetes drugs: retrospective cohort study using UK general practice research database」、概要は、こちらで閲覧できる。

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