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Lancet誌 「2型糖尿病はHbA1c 7.5%で死亡率が最低」

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Lancet誌 「2型糖尿病はHbA1c 7.5%で死亡率が最低」

Lancetに掲載された、衝撃的な記事。2型糖尿病患者の死亡率が最も低くなるのはHbA1c 7.5%前後だという。ACCORD試験以来、厳格な血糖コントロールに対する懐疑的な見方が出ているが、また論議を呼びそうだ。

経口薬単剤投与を受けていた2型糖尿病患者(HbA1cは9-10%)をSU剤+メトホルミン群とインスリン単独療法またはインスリン+経口剤併用療法に分けて追跡した。

  • いずれの群でも、HbA1c 7.5%前後が死亡・心血管イベントとも最低になった。

  • インスリン使用群のほうが大血管イベント、死亡とも高くなった。

インスリン療法群のほうが成績が悪いというのは大変意外な結果である。少なくとも超速効型インスリンを使用したレジメンを使用していれば、食後のグルコーススパイクは抑えられるはずで、これが大血管障害の抑制をもたらすはずなのだが・・・もうひとつは、メトホルミンが想像以上に素晴らしい効果を持っていることを表している可能性がある。これから様々な議論がなされるであろうが、血糖コントロールの目標設定が今後見直されることになるかもしれない。ACCORD試験のあと、世界の潮流が変わってきた。船橋市の糖尿病患者さんにも厳しすぎる血糖コントロールはダメということだ。

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