循環器内科

肥満症の減少は高血圧のリスクを減らす

08/02/2013

肥満症の減少は高血圧のリスクを減らす:青年期の前向きコホートからの結果。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム

Decreases in adiposity reduce the risk of hypertension: Results from a prospective cohort of adolescents.

Prev Med. 2018 Dec 26. pii: S0091-7435(18)30396-7.

この研究の目的は、青年期におけるボディマスインデックスと胴囲の加齢による変化が血圧レベルと高血圧の発生率に及ぼす影響を評価することである。ポルトガルのポルトで13歳で採用された2159人の青年のうち、高血圧のないものをベースラインで評価し、17歳で追跡調査した(n =1377)- EPITeenコホート、2003年-2008年。 BMIパーセンテージ(BMI%)と胴囲パーセンテージ(WC%)の変化は、13歳から17歳までの差として継続的に評価され、それから性別ごとの四分位数に分類された。高血圧症は、収縮期血圧および/または拡張期血圧が95歳以上の性別および身長に固有の参照百分位数と定義された。肥満の変化と高血圧の発生率との間の関連性は、対数リンク関数およびポアソン分布を用いた一般化線形モデル[発生率比(IRR)、95%信頼区間(95%CI)]を通して計算し、ベースライン肥満、性別、高血圧症の家族歴。高血圧の全体的な発生率は1000人年当たり23.8(95%CI 19.6-28.8)であった。13年から17年(第1四分位)からBMI%の最も高い減少を示した参加者は17歳でより低いSBPを示したが、BMI%(第四四分位)が増加した参加者ではSBPが増加した。安定したBMI%(第3四分位数)と比較して、BMI%(第1四分位数)の減少は、17歳時の高血圧のリスクが44%低いことと関連していた(IRR =0.56、95%CI 0.32-0.97)。統計的有意性はないものの、BMI%(四分位数)の増加は発生率の増加と関連していた(IRR =1.11、95%CI 0.66-1.85)。WC%の変化を考慮した場合、結果は同様であった。全範囲の肥満レベルにおける青年期を通してのBMIおよびWCの減少は、血圧に対する潜在的な利益を示した。

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