PCSK9

alirocumab, evolocumab,bococizumab 抗PCSK9抗体がもう少しで使える

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抗PCSK9抗体

家族性高コレステロール血症に対して有力な治療薬となり得る抗PCSK9抗体が世に出るのが間近になってきた。船橋市にも糖尿病患者さんだけでなく、脂質異常症の患者さんが多い。 スタチンは進化しており、特にストロングスタチンを使用すれば並の高LDL-C血症は押さえ込める時代だ。エゼチミブもある。 しかし、FHだけは別だ。 ロスバスタチン20mg,エゼチミブ等、ありとあらゆる兵器を投下してもコントロール不能であり、AMIを起こしてしまう症例は未だに存在するのである。 最近まで、抗PCSK9抗体が商業的に成功するかどうかは未知数であると思われてた。あんな面倒な注射剤が売れるものか。そんな声が大きかった。ところが、風向きは確実に変化した。 今ではそうした声は聞かれなくなった。ストロングスタチンだけではコントロール不能な脂質異常症のアンメットニーズは大きいのだ。これまで行われた臨床試験の結果から、抗PCSK9抗体のLDLコレステロール低下作用は疑明確になっている。evolocumab,alirocumabとも、各種試験結果から、2週に1回あるいは月1回投与の単剤治療で、38~53%という成績が示されている。 スタチンに抗PCSK9抗体を上乗せすると、LDLコレステロール低下作用は60~70%にもなる。FHに対しても有効とはこういうことだ。 2週に1回あるいは月1回投与の注射剤のため、最盛期には1剤で100億ドル以上を稼ぎ出したアトルバスタチンほどではないにしても、10億ドル超のブロックバスター製品に成長する可能性は十分にあるのだ。 Sanofiのalirocumab アリロクマブ Amgenのevolocumab エボロクマブ これらがまもなくやって来る。米国では今夏にFDAの承認を取得するだろう。 日本市場はどうか。 3月23日にアステラス・アムジェン・バイオファーマがエボロクマブの国内申請を果たした。 来春には上市される見込みである。 サノフィのアリロクマブは、日本では2番手になった。3番手はファイザーのbococizumab ボコシズマブだ。船橋市における糖尿病患者数は多いが、脂質異常症もまた多いのだ。

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