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SGLT2阻害薬、長期処方解禁目前も伸び悩む

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2014年春季より順次発売となったSGLT2阻害薬が長期処方解禁を迎えるが、商業的には決して成功とは言えない状況が続いている。

各SGLT2阻害薬が長期処方可能になる時期です。
SGLT2阻害薬の長期処方解禁時期


大ヒットしたDPP-4阻害薬のようには売れていない。SU剤、BGは影響を受けることなく横ばいが続いている。船橋市の糖尿病患者さんに対しても同様のことがいえる。船橋の糖尿病治療を変えるポテンシャルを持っているのは事実なのに、惜しいことである。船橋市にとどまらない。千葉県の糖尿病治療も。

何よりも、「誰にでも安心して処方できる」DPP-4阻害薬とは異なり、

SGLT2は処方に適した症例が限定されてしまうことが最大の問題点だ。脱水リスクの高い高齢者には使いにくいし、水分補給が不可欠なので心不全にも使いにくい。腎機能が悪いのもダメと、制約だらけである。


処方数で見ると、2014年4月発売でスタートダッシュができたスーグラ(イプラグリフロジン)がナンバーワン、次いで5月発売のフォシーガ(ダパグリフロジン)がナンバーツーである状況が続いている。

同じく5月に発売されたアプルウェイ/デべルザ(トホグリフロジン)、9月に発売されたカナグル(カナグリフロジン)はいずれも発売当初から伸び悩んでいるのが現状である。

日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリーのジャディアンス(エンパグリフロジン)はまだ端緒に就いたばかりだ。船橋市内での糖尿病患者さんへの処方もまた始まったばかりである。

長期処方解禁は追い風になろうが、DPP-4阻害薬のようには大ヒットしないものと考えられる。これからの季節、脱水症を起こさないように使用を心掛けねはならない。水分補給の励行が必須である。

大ヒットしないのは仕方がないだろう。制約だらけなのは初めからわかっていた。いろいろと騒いでも今更、遅すぎるというものだ。何もかも、安全性が最優先である、そのことは揺るがない事実である。それを無視して進むことはできない。現実を直視し、転進することも躊躇わず方針を転換することが必要だ。その方が楽になれる。

そもそも、大ヒット狙いではない別の売り方があるというものだ。糖尿病市場は大きいからといって胡坐をかき過ぎている各社
You are to blame.
ニッチな市場を狙っていくしかないだろう。それができないなら、燃え尽きてしまうしかないだろう。

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