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日本のゴールドコースト、九十九里浜を観光しつつ糖尿病治療を

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大前研一氏が「日本のゴールドコースト」のポテンシャルを認める九十九里浜の観光資源を活かした糖尿病治療を日本土地改良と千葉大学が共同で進めることが明らかとなった。

ゴールドコーストは近くに人口200万人のブリスベンがあり、ブリスベン空港がある。
九十九里浜は人口3,000万人の首都圏があり、成田空港がある。

単純比較はできないが、ゴールドコーストの長さは約57Kmなのに対して九十九里浜は約66Kmの海岸が続き、「日本の渚百選」「日本の白砂青松100選」に選ばれるなど、古くから風光明媚な名所として知られている。

しかし、大前氏が指摘するように、「その魅力を生かし切れていない。」私も同感である。ゴールドコーストは海辺に高層マンション、商業施設が林立している。開発前のゴールドコーストにそっくりだというが、九十九里浜の地元自治体は仲が悪く3つに別れて仲違いしている。協力し一緒に稼ごうという気概がない。それは容易には解決しない問題だろうが、森田知事の力で何とかする、または国が出てきてトップダウンでまとめるなどの力技が必要となってこよう。

さて、千葉県内の圏央道がかなり整備されてきた(成田空港の周辺だけ未整備なのが本当に問題だが)ため、外房地域のアクセスはかなり良くなっている。スポーツや健康がテーマの複合レジャー施設「生命の森リゾート」(千葉県長柄町)も過去に比べて圧倒的にアクセスは良くなっている。都心からは京葉道路-東金道路-圏央道で直通、横浜・川崎・羽田空港方面からも東京湾アクアラインを利用すれば近い。


同施設を運営する日本土地改良は、糖尿病の疑いのある人に宿泊型の医療教育サービスを開始する。千葉大学医学部病院と共同でプログラムを作成した。

この7月にまず20人を受け入れる予定である。敷地内にゴルフ場や各種の運動施設を備えた特徴も訴え、2016年度以降は参加者を年100人に引き上げたい考えだ。 

対象は主に健康保険組合の加入者で、特定健診で糖尿病の疑いを指摘された人など。厚生労働省が募集した今年度の「宿泊型新保健指導試行事業計画」に採択され、約200万円の補助金を受けて実施する。企業の健保組合などに売り込むほか、興味のある個人にも参加を呼びかける。 

1泊2日の日程で、検査や栄養指導、運動指導などを体験してもらうのが柱。それぞれ千葉大医学部病院の糖尿病・代謝・内分泌内科の監修でプログラムをまとめた。宴席でのお酒の飲み方や、睡眠時無呼吸症候群の検査も実施する。 

敷地内にあるゴルフ場「真名ゲーリー・プレーヤーコース」の散策や、長さ約450メートルのロープに体をつり下げて滑降するアトラクション、室内プールなど敷地内の施設を使った運動もメニューに盛り込んだ。保健指導の後、約6カ月間は血液検査を含めて経過を観察し、改めて生活習慣の改善を指南する。 

宿泊は施設内のホテルを利用する。7月にまず2回開催し、それぞれ10人ずつ募集する。参加費は宿泊、4回の食事、検査、様々な指導などを含めて1人1万2500円(税込み)。2016年度以降は2泊3日のコースも用意して、敷地内でゴルフをプレーしたり、近隣の九十九里町の海岸を散策したりする内容も採り入れたい考え。人数も年100人規模に拡大する。 

現状では国内の顧客をターゲットにしているようだが、大前研一の指摘するように、九十九里浜の開発と一体型のサービスを提供することで海外から多数の患者を集めることができるだろう。

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