低血糖が怖い

夜が不安で眠れないときに

深夜、目が覚めてスマートフォンを握りしめる。
「今、血糖はどうなってる?」「また低くなってないか?」
CGMのアラームが鳴る前に、胸がざわつく。
寝返りを打つたび、汗が冷たく感じる。
「もし気づかずに落ち込んでいたら…」という想像が止まらない。

低血糖の恐怖は、1型糖尿病とともに生きる多くの人が抱えるもの。
昼間の低血糖はまだ対処できる。でも夜は違う。
眠っている間に意識が遠のくかもしれない。
家族を起こしたくない、一人でなんとかしなきゃ、というプレッシャー。
「怖いから高めに保ってしまう」「寝るのが怖い」——そんな夜が続く。

低血糖を経験したあと、
「また来るんじゃないか」という不安が残る。
アラームを何度も確認する。
寝る前の血糖を150以上に設定してしまう。
「これでいいのか?」「高すぎるかな?」と自問自答しながら、なかなか眠れない。

ここで最初に伝えておきたいことがあります。
低血糖が怖いと感じるのは、異常でも、弱さでもありません。
それは「命を守ろうとする自然な反応」です。
多くの1型当事者が、同じ夜を過ごしています。

このページの内容(特に低血糖の症状・リスクに関する客観的事実部分)は、しもやま内科の糖尿病専門医による監修・確認を受けています。
ただし、このサイト全体は医療アドバイスや診断・治療の代わりになるものではありません。個別の判断は必ず主治医にご相談ください。緊急時は速やかに医療機関を受診してください。


低血糖の恐怖が強くなる夜のリアル

多くの当事者が語る「怖い瞬間」:

  • 寝る前の血糖がギリギリで、「このまま寝て大丈夫?」と何度も測る。
  • アラームが鳴って飛び起きるが、症状が曖昧で「本当に低血糖?」と迷う。
  • 無自覚低血糖の経験後、毎晩「気づかないまま落ちるかも」と不安がループ。
  • 高めに保つことで朝の高血糖が続き、「またコントロール失敗した」と自分を責める。
  • パートナーや家族に「心配かけたくない」と一人で抱え込む。

これらは「甘え」でも「過剰」でもありません。
低血糖は命に関わるリスクがあるから、体と心が警戒するのは当然です。

まずは「怖いと感じる自分」を否定しない。
そこから、少しずつ「恐怖と付き合う」軸を探す。


今夜、次に読みたいものは?

 

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血糖が安定しない
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よくある質問

低血糖が怖くて寝る前の血糖を高めに保ってしまいます。ダメですか?

ダメではありません。低血糖を避けたいという気持ちは合理的です。多くの当事者が同じ選択をしています。ただ、長期的には高めの血糖が続くことで他の負担(朝の高血糖など)が生まれることも。まずは「なぜ怖いのか」を分解(夜間だけ?無自覚経験後?)して、主治医と現実的な目標値を相談するところから始めると、少し楽になるかもしれません。

夜中にアラームで何度も起きて、眠れないのは普通ですか?

普通です。CGMを使っている多くの人が経験します。アラームは命を守るツールですが、頻度が多いと疲弊します。設定の見直し(閾値調整、予測アラーム活用)や、信頼できる低血糖対策グッズ(ブドウ糖ジェルなど)を枕元に置くことで、少し安心感が増す人もいます。

無自覚低血糖になったあと、恐怖が消えません。どうしたら?

無自覚経験はトラウマになりやすいです。まずは「異常ではない」と認めること。多くの当事者が同じ恐怖を抱えています。主治医と「無自覚の原因(頻回低血糖の繰り返しなど)」を話し、徐々に自覚症状を戻す工夫(少し高めキープ期間など)を検討するのも一手です。焦らず、少しずつ。

低血糖恐怖で血糖管理が苦痛です。疲れました。

その疲れは、24時間365日の管理が続くから当然のものです。恐怖を否定せず、「今はこれで守っている」と自分を認めてあげてください。患者コミュニティや専門家に話すだけでも、負担が軽くなることがあります。一人で抱え込まないで。

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