I FEEL DOWN
PAMELAHの2枚目のシングル「I FEEL DOWN」(1995年7月26日発売)。私がPAMELAHを知るきっかけになった楽曲である。
あれは同年の夏、家庭教師のアルバイトに行く前に立ち寄った市川大野駅前のサンエブリー(現・デイリーヤマザキ)だった。飲み物を買おうと清涼飲料に手を伸ばした時、流れてきたのがこの楽曲だった。まず、過激な歌詞が心に刺さった。聴いていくうちにその透き通った声に魅了されてしまった。ドラムアレンジの癖、特に間奏にみられる「2拍目のクラッシュシンバル」の入れ方から、Being系アーティストであろうことが想像された。これがPAMELAHとの出会いだった。
しかし、当時19,20歳だった私にはこの楽曲の歌詞がひどく過激に思えて好きになれなかった。良い楽曲なのだが、聴くたびに歌詞に打ちのめされてしまい何度もリピートというわけにはいかなかった。恥ずかしい話だがとてもウブだったのだ。この楽曲に代表されるようなストレートな歌詞が書けるところが水原さんの良いところだと今では思えるが。
PAMELAHが当時ブレイクし切れなかったのはメインリスナーの年齢層(恐らく高校生~20台前半くらいだったろう)には歌詞が重過ぎて万人受けしなかったからではないだろうか。
今日聴き直してみると当時のことが懐かしく思い出される。サンエブリーはなくなったが、デイリーヤマザキは市川市で強さを発揮している。