どんなに時を縛ってもほどける あとどれくらい生きられるのか
あの時、我々が想起したのはこの言葉であった。
シビアなインフォームドコンセントの際に、いつもこの言葉を思い出す。
あのいたましい出来事のあと、選曲した人がこのフレーズを真っ先に想起したのは想像に難くない。良かれ悪しかれ、コマーシャルな意味においても注目されてしまったのがこの楽曲だが、珍しく作曲も手がけている。歌詞を書いた当時(1991年のクリスマスに発売)、彼女はそのような結末を予想していただろうか。私はそうではないと考えている。残された日々がそれほどまでに短いとは思っていなかっただろう。
Baby,baby,don’t you cryというフレーズだが、これを聞いて想起することがある。おわかりだろうか。
Baby Baby Baby, don’t you cry なのでBabyが一回多い。1992年5月13日発売。やはり、先輩にインスパイアされたと考えるのが妥当か。彼らがデビュー当時にある程度の楽曲を持っていて、遅れて出してきた可能性もあるので、一概には言えないが。デビュー曲のカップリング曲は秀逸だ。大島氏ではなく小澤氏の楽曲なのでまるで・・・のようだが、歌詞の世界はいかにも彼らしく、独創的だ。無理に明るい内容を書くのは向いていない。