甲状腺

甲状腺機能亢進症と骨粗鬆症

甲状腺機能亢進状態では、骨吸収と骨形成の両者が促進されている。
どちらかと言えば骨吸収のほうがやや強いため、骨塩量は減少する方向に働く。

尿からのカルシウム排泄の増加、血液中のビタミンDの活性低下、腸管からの吸収低下があり、骨塩量が低下するため骨粗鬆症になりやすくなる。

バセドウ病の骨折の危険性: 同年齢の人の2倍以上。 (Thyroid. 2002;12(5):411-9)

バセドウ病患者は、特に大腿骨頚部骨折に注意。 (Thyroid. 2003;13(6):585–93.)

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