GPR119

サノフィ・アベンティスの GPR119受容体アゴニスト MBX-2982

08/07/2010

GPR119受容体アゴニスト MBX-2982

MBX-2982

MBX-2982

今後出てくる糖尿病治療薬の有力候補のひとつ、GPR119作動薬。グルコース依存性のインスリン分泌を促す薬剤で、膵島機能改善や体重減少作用も期待できるようだ。

GPR119は、膵臓と消化管で高濃度で発現する。インクレチンとインスリン分泌を調整している。GPR119受容体の活性化によって、食物摂取が低下し、体重増加が抑えられる。この標的は、肥満と糖尿病治療の潜在的な薬剤標的となる。

このように、インスリン分泌促進、GLP-1 分泌促進の2つの作用機序を持つ。体重に対する効果と膵島の機能改善とともに、既存の経口血糖降下剤を上回る血糖コントロール改善が達成される可能性がある。今回報じられたのはサノフィ・アベンティスの新薬導入。サノフィ・アベンティスは2010年7月5日までに、新規経口2 型糖尿病治療薬「MBX-2982」について、グローバルライセンス契約を米バイオ医薬品企業のMetabolex(メタボレックス)社と締結したとある。3月の報道ではアステラスも開発中と報じられていた。期待したい。船橋市の糖尿病患者さんは体重減少が望ましい方が少なくない。そんな方にはお勧めである。糖尿病をお持ちの船橋市の患者さんに好適であることを信じている。そんな素敵な存在、それがGPR119である。久しぶりに会っても変わりなくお元気である患者さん、そんな出会い。それを可能にするものである。膵島機能の改善をもたらすことは、船橋市の糖尿病患者さんにとって良いことである。グルコース依存性インスリン分泌作用は、低血糖のリスクが低くて望ましい。

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