糖尿病内科

人工知能(AI)が糖尿病の改善と予防に助言する

24/08/2016

人工知能(AI)が糖尿病の改善と予防に助言する

AIが糖尿病の治療に助言

AIが糖尿病の治療に助言

糖尿病治療にAIは必要?不必要?

AIに様々なことをさせる試みが広がっている。今日はAIに利酒をさせるという話をラジオで聴いた。糖尿病領域にも確実にその波が押し寄せようとしているようだ。

経済産業省は、人工知能を用いて、糖尿病の改善や予防につなげる助言を行うシステムの開発に乗り出すと発表した。2型糖尿病は生活習慣病であるから、その生活習慣をAIに分析させ、改善の余地を探ろうと言う試みである。患者の運動量や食事、体重変化などのデータを蓄積し、関連をAIで分析する。こうして個々人に最適な生活習慣の改善方法などをアドバイスするわけである。早いもので、2017年度中の完成を目指しているようだ。その狙いが医療費の削減にあることは言うまでもない。2016年9月から糖尿病患者らを支援する民間企業などと連携し、軽度の患者約860人分のデータを収集する計画だ。患者の職場に体重計や血圧計を設置する、スマートフォン向けのアプリやウェアラブル端末を使うなどして、歩数などの運動量や体重、食事内容といったデータを収集する。データは2017年2月頃を目処にデータベースに集約する。AIが「歩数」「体重」などの項目について分析を行い、「運動を増やして」「血糖値を高める食事は控えて」などと、スマホなどを通じて利用者に伝える仕組みを想定している模様だ。データの蓄積は2017年度以降も続け、AIのブラッシュアップを続けていく。糖尿病内科の患者さんにもAIを用いた助言ができるようになる日は遠くないだろう。

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