糖尿病内科

糖尿病治療薬TAK-379の開発中止について

投稿日:09/05/2009 更新日:

糖尿病治療薬TAK-379の開発中止について

武田薬品工業株式会社のTAK-379

武田薬品工業株式会社のTAK-379

アクトスの後継品が開発中止になってしまった!!個人的には非常に期待していたのだが。

薬作り職人のブログさんによると、アクトスのパフォーマンスを超えることだできなかったことが原因のようだ。期待のDPP-4阻害薬もまだ時間がかかりそうだ。このままアクトスの特許が切れれば、武田薬品工業としては大変厳しい状況になってしまう。一般論で言えば、アクトスの特許切れはピオグリタゾン(アクトスの一般名)を多くの人がより安く使えることを意味するから、悪いことだけでもないのだが、武田薬品工業としては米国市場ではライバルであるロシグリタゾン(GSK)が副作用騒ぎで大きく売り上げを落としアクトスが絶好調なだけに、特許切れを迎えるまでに後継品を完成させておきたかったところであろう。武田薬品工業は逆境をバネにして頑張って頂きたい。

2009年04月21日

武田薬品工業株式会社

糖尿病治療薬TAK-379の開発中止について

当社は、このたび、糖尿病治療薬TAK-379の開発中止を決定しましたので、お知らせいたします。TAK-379はインスリン抵抗性改善作用を持つ糖尿病治療薬であり、米欧で臨床第2相試験を、国内で臨床第1相試験を実施していましたが、臨床試験を継続するための評価基準を満たさないことが明らかになったため、開発を中止することにいたしました。

当社では、今後も、研究開発パイプラインの強化に向けて、自社研究の強化と、これを補完する導入・アライアンス活動および製品ライフサイクルマネジメントを推進するとともに、開発後期段階にある次世代主力製品の早期申請・承認取得に、全力で取り組んでまいります。

以上

武田薬品工業の次期チアゾリジン誘導体(TZD)は中止となってしまったが、今後わが国で登場予定のTZDがいくつか存在する。現在日本ではTZDとしてピオグリタゾンのみが市販されているが、海外で既に販売中のロシグリタゾンが日本でも申請中であり、また基礎データでは既存薬よりもPPARγ活性化作用の強いリボグリタゾン(第一三共)やDSP-8658(大日本住友)が現在開発中である。様々な基礎研究を踏まえた今後の臨床的展開が期待される。

(2009/10/24 筆者追記)第一三共のリボグリタゾンは開発中止になった模様。読者の方に教えて頂きました。ありがとうございました。

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