バイオシミラー

協和キリン富士フイルムバイオロジクスのバイオシミラー

01/08/2013

協和キリン富士フイルムバイオロジクス株式会社

協和キリン富士フイルムバイオロジクス

協和キリン富士フイルムバイオロジクス

協和キリン富士フイルムバイオロジクス株式会社は協和発酵キリンと富士フィルムが折半出資するバイオシミラー開発のための会社です。

2018年1月、協和発酵キリンは、抗CD抗体「リツキシマブ」のバイオシミラー(BS)「リツキシマブBS点滴静注100mg・同500mg『KHK』」を発売した。国内初のリツキシマブBSであり、同社初のBSとなる。

2012年に協和発酵キリンとの折半出資で設立したバイオシミラー事業会社・協和キリン富士フイルムバイオロジクスは今年9月、欧州で抗TNFα抗体アダリムマブ(先行品名・ヒュミラ)の承認を取得。ヒュミラは米アッヴィが開発した抗体医薬品で、16年には世界で160億ドル(約1兆7000億円)を売り上げた。後続品の開発競争が過熱しており、すでに米アムジェンなどが欧州で同薬の販売承認を取得している。

協和発酵キリンと富士フイルムは2012年3月、バイオ後続品の開発・製造・販売の合弁会社「協和キリン富士フイルムバイオロジクス」を発足した。2013年初めにTNF‐αモノクローナル抗体「アダリムマブ」(製品名:ヒュミラ)のバイオ後続品の臨床試験をスタートさせる。2017年頃の上市を目指す。さらに、2014年以降も毎年1品目ずつ開発に着手し、バイオ後続品4製剤を日米欧で展開していく計画をすすめてきた

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、資本金1億円。両社が折半出資し、社長には野村英昭氏(前協和発酵キリン製品戦略部マネージャー)、副社長には川口誠氏(前富士フイルム医薬品事業部担当部長)が就任する。協和発酵キリン本社内に設置し、従業員27人で事業を開始した。

協和キリン富士フイルムバイオロジクスでは、バイオ後続品の開発・製造・販売を手がけるが、販売に関しては当面、親会社を含めた他社への委託を検討している。生産は、協和発酵キリンの高崎工場で行う。

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