シムビコート、薬価収載
以前ご紹介した、吸入ステロイド(ブデソニド)と長時間作用型β2刺激薬(ホルモテロール)配合剤である シムビコート (アストラゼネカ)が薬価収載された。1月13日発売予定となっている。
以前ご紹介したとおり、シムビコートの特長は
- 効果の立ち上がりの速さ
- 用量依存性に効くこと
上記2点である。現在、パルミコート吸入+ホクナリンテープという組み合わせの処方を多用している私としては発売が楽しみな薬剤である。シムビコートの適応は気管支喘息。その後はCOPDにまで拡大されている。
船橋市の糖尿病患者さんにも、気管支喘息をお持ちのかた、COPDをお持ちの方が大勢いらっしゃる。そのような方に使いやすい薬剤であることは間違いないだろう。
SMART療法によって一本で治療が完結する
シムビコートのアドバンテージは、それ一本で気管支喘息の一連の発作を抑えることができるということである。増悪したときに一日8回まで吸入可能。即効性がある。一本で60吸入できるので、普通に使えば14日は使える。救急外来で一本出しておけばなんとかなってしまう、そんな薬剤がシムビコートタービュヘイラーである。