GLP-1

RocheのGLP-1アナログ Taspoglutide(タスポグルチド)

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Rocheが現在第三相試験を進めているGLP-1アナログ Taspoglutide ITM-077

週1回皮下注投与で良いのが売りであるが、良い結果が出ているようだ。中外製薬/帝人ファーマが開発。

糖尿病

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※2010/09/14 追記 タスポグルチド、臨床試験中止となっている。


週一回投与型GLP-1アナログのTaspoglutide(タスポグルチド)の週1回皮下投与のHbA1c低下作用は BYETTA (バイエッタ;exenatide、エキセナチド) 1日2回皮下投与よりも優れていることが示されたと発表した。

次に、12月2日のWSJにはこんなタイトルの記事が出ている。

Roche Says Diabetes Drug Better Than Merck Januvia

経済紙なので医学的な詳細は書かれていないが、Taspoglutideは第三相試験でメルクのJanuviaよりも良い結果が出ているようだ。FDAはインクレチン間連薬(これに限らないかも知れないが)の審査には非常に厳格だ。武田のDPP-4阻害薬 ネシーナも、もう一歩のところでストップをかけられてしまったが、ノボノルディスクのVictozaも甲状腺腫との関連でsetbackされてしまったそうだ。このTaspoglutideに対してもその効果、副作用を注意深く見守っているとある。FDAは米国の国益を重視している。それは当然だ。外国のメーカーの新薬より自国のメーカーの新薬を重視するのは、国立機関であれば避けられない動きである。

GLP-1作動薬開発競争はこんな状況だ。ノボノルディスクのリラグルチド(製品名=ビクトーザ皮下注)が先行。これに承 認申請中の日本イーライリリーのエキセナチドが続く。リラグルチドが1日1回、エキセナチドが1日2回注射なのに対し、リリーの「エキセナチド LAR」(フェーズ3)や、中外 (=Roche) のタスポグルチドは週1回注射を目指して開発されている。タスポグルチドは3番手と出遅れてはいるものの、週一回投与で済むのは魅力である。船橋市の糖尿病患者さんに使用できるのはいつの日か。船橋市の糖尿病専門医が使用できる日が来ることが望まれる。タスポグルチドは現在国内フェーズ2で、来年フェーズ3を予定しているようだ。

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