糖尿病合併症
糖尿病はなぜ怖いか?それは全身に合併症を起こすからです。しかも、音も無く忍び寄ります。
「自覚症状のないうちに合併症が進行し、気付いた時には非常に重症になっている。」
これが糖尿病合併症の特徴です。糖尿病を治療する目的は、まさにこれを防ぐこと・改善することにあります。
血糖値の高い状態が長期間続くと、全身にさまざまな合併症が起こってきます。自覚症状は相当進んでから現れます。その時には非常に重症になっていることが多いのです。
糖尿病の合併症は、高血糖によって全身の血管が障害されるために起こります。これは動脈が硬くなって起こります。つまり動脈硬化です。医学的にはこれを大きく二つに分けています。
- 太い血管に起こる合併症=大血管障害
- 細い血管に起こる合併症=細小血管障害