DPP-4阻害薬
新しい機序の糖尿病治療薬として注目されているDPP-4阻害薬。食事に伴って消化管から分泌されるインクレチンを介して膵臓β細胞からのインスリン分泌を促す新しいタイプの薬剤である。インクレチンに関して詳細は下記の記事をご参照願いたい。
現在我が国では3成分4種類の薬剤が認可されています。詳細はリンクをクリックして下さい。
- シタグリプチン(ジャヌビア/グラクティブ)
- ビルダグリプチン(エクア)
- アログリプチン(ネシーナ)
副作用
本来、DPP-4阻害薬は低血糖を非常に起こしにくい薬剤です。しかし、SU剤との併用で血糖降下作用が強まり、低血糖を起こす事例が起きているようです。日本糖尿病学会がこれに関して勧告を出しておりますが、DPP-4阻害薬とSU剤との併用は微妙な匙加減が求めらますので、専門医にご相談されることをお勧めします。