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グルカゴン受容体アンタゴニストLY2409021は、2型糖尿病患者の外来血圧を上昇させる

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グルカゴン受容体アンタゴニストLY2409021は、2型糖尿病患者の外来血圧を上昇させる

Treatment with the Glucagon Receptor Antagonist LY2409021 Increases Ambulatory Blood Pressure in Patients with Type 2 Diabetes

Diabetes Obes Metab. 2017 Aug;19(8):1071-1077.

目的

2型糖尿病患者の収縮期血圧に対するLY2409021の影響を評価する。

方法

この6週間の無作為化クロスオーバー試験は、LY2409021 20mg対プラセボの1日1回投与の収縮期血圧、拡張期血圧、および平均動脈圧(MAP)の24時間歩行型BPモニタリング(ABPM)を、食餌/運動+メトホルミンで処置した270人の被験者に投与した。他の尺度は、血糖コントロール、血清脂質および肝臓安全マーカーの変化を含む。

結果

LY2409021の6週間の治療では、プラセボに対して2.26mmHgの最小二乗平均(LSM)差(95%CI:1.11,3.40; P <0.001)を有する24時間平均収縮期血圧が増加した。プラセボ群と比較して1.37mmHg(95%CI:0.66,2.08; P <0.001)および1.67mmHg(95%CI:0.86,2.47; P<0.001)の24時間平均拡張期血圧および平均動脈圧もそれぞれ増加した。第6週で、LY2409021治療は、-0.49%(-5.4mmol/mol)のLSM差を有するHbA1cレベルを減少させた(95%CI:-0.56%、-0.42%[-6.1,4.6mmol/mol ]; P <0.001)対プラセボ。ベースライン時の平均HbA1cは7.3%(56mmol/mol)であった。LY2409021治療(すべてP <0.05対プラセボ)では、血清脂質およびアミノトランスフェラーゼレベルの小さいが有意な変化が観察された。

結論

血糖とHbA1cを低下させる用量でのLY2409021治療で、血圧、平均動脈圧、および血清脂質レベルの統計的に有意な増加が観察された。これらの影響は、2型糖尿病の慢性治療としてのLY2409021の臨床的有用性を制限し得る。

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