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2型糖尿病におけるダパグリフロジンと心血管アウトカム DECLARE-TIMI 58

02/07/2010

2型糖尿病におけるダパグリフロジンと心血管アウトカム

フォシーガ

フォシーガ

Dapagliflozin and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes.

DECLARE-TIMI 58

N Engl J Med. 2018 Nov 10. doi: 10.1056/NEJMoa1812389.

背景

2型糖尿病患者治療薬であるダパグリフロジンの心血管安全性プロファイルはいまだ解明されていない。

方法

我々は、アテローム性動脈硬化性心血管疾患を患っていたかまたはその危険性があった2型糖尿病患者を、ダパグリフロジンまたはプラセボのいずれかを受けるように無作為に割り当てた。主要な心血管安全性アウトカムは、心血管死、心筋梗塞、または虚血性脳卒中として定義される主要有害心血管イベント(MACE)の複合とした。主な有効性の結果は、MACEと心血管死または心不全による入院の複合であった。副次的有効性の結果は、腎臓複合体(推定糸球体濾過量の40%以上の減少、体表面積1.73m2あたり毎分60ml未満、新たな末期腎疾患、または腎臓もしくは心血管系の原因による死亡)およびあらゆる原因による総死亡であった。

結果

中央値4.2年の追跡調査を受けたアテローム性動脈硬化性心血管疾患のない10,186人を含む17,160人の患者を評価した。一次安全性結果分析において、ダパグリフロジンはMACEに関してプラセボに対する非劣性の予め定められた基準を満たした(95%信頼区間の上限[CI]、<1.3;非劣性についてP<0.001)。2つの主要な有効性分析において、ダパグリフロジンはより低い率のMACEをもたらさなかった(ダパグリフロジン群で8.8%、プラセボ群で9.4%;ハザード比0.93; 95%CI、0.84から1.03; P =0.17)。心血管死または心不全の入院率が低下した(4.9%対5.8%、ハザード比0.83、95%CI、0.73〜0.95、P =0.005)、これは心不全の入院率の低下を反映していた(ハザード比、0.73; 95%CI、0.61から0.88)。心血管死における群間差はなかった(ハザード比、0.98; 95%CI、0.82から1.17)。ダパグリフロジン群で4.3%、プラセボ群で5.6%(ハザード比0.76、95%CI、0.67〜0.87)で腎事象が発生し、あらゆる原因による死亡が6.2%および6.6%で発生した(ハザード)比0.93; 95%CI、0.82〜1.04)。糖尿病性ケトアシドーシスは、プラセボよりもダパグリフロジンの方が一般的であり(0.3%対0.1%、P =0.02)、レジメンの中止につながった、または重篤な有害事象であると考えられていた(0.9%vs)0.1%、P<0.001)。

結論

アテローム性動脈硬化性心血管疾患を患っているか、またはその危険性があった2型糖尿病患者において、ダパグリフロジンによる治療はプラセボよりも高いまたは低いMACE率をもたらさなかったが、心血管死または心不全の入院率の増加をもたらさなかった。これは心不全の入院率が低いことを反映している。

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