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SGLT2阻害薬とサルコペニア

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SGLT2阻害薬とサルコペニア

糖尿病

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SGLT2阻害薬とサルコペニアは注意すべき問題である。SGLT2阻害薬は腎臓の近位尿細管に存在するSGLT2を阻害し、尿糖を排泄させることによって血糖降下作用を発揮する。尿糖排泄による体重減少効果もあり、肥満を合併する2型糖尿病患者に好適な薬剤と認識されている。インスリン非依存性に効果を発揮する薬剤であるが、尿糖排泄に伴うエネルギーロスが臓器に及ぼす影響も懸念される。骨格筋でのインスリン作用不足による蛋白合成低下、分解促進を通じてサルコペニアを助長すると考えられる。また、日本に多いやせ型の患者や、副作用の脱水症状を自覚しにくい高齢者への投与は限定して使用すべきでしょう。

SGLT2阻害薬の継続投与によって増加する尿量は1日あたり200~600mLにのぼります。尿量の増加によりヘマトクリット値が上昇することが知られています。頻脈や起立性低血圧などの体液量減少の兆候の報告があり、自覚症状のあらわれにくい高齢者では注意が必要でしょう。高齢化により筋肉量は低下するので、高齢者への使用では、骨格筋分解によるサルコペニアに注意が必要なのです。

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