高血圧症

降圧療法中の高血圧患者における自己測定血圧モニタリングによって測定された朝と夜の血圧の誇張された較差の決定要因

投稿日:24/08/2010 更新日:

降圧療法中の高血圧患者における自己測定血圧モニタリングによって測定された朝と夜の血圧の誇張された較差の決定要因:Jichi Morning高血圧症研究(J-MORE)研究

降圧療法

降圧療法

Determinants of Exaggerated Difference in Morning and Evening Blood Pressure Measured by Self-measured Blood Pressure Monitoring in Medicated Hypertensive Patients: Jichi Morning Hypertension Research (J-MORE) Study

American Journal of Hypertension, Volume 18, Issue 7, 1 July 2005, Pages 958–965,

背景

以前の我々の研究では、外来血圧モニタリングにおける早朝血圧の上昇が脳卒中の危険因子であった。降圧療法中の高血圧患者における脳卒中の可能性のある危険因子として、自己測定血圧モニタリングにおける朝から夕方の収縮期血圧の差(ME差)の決定要因を調べた。

方法

安定した降圧薬治療を受けている699人の高血圧症の外来患者が、朝と夕方に自己測定BPモニタリングを用いて研究された。

結果

MEの差は、−37.3から53.3mmHg(平均7.9mmHg)の範囲であった。 ME差群の最高四分位数(Q4)(> 15.0 mm Hg)は、高齢(68.0±9.8歳対66.2±10.3歳、P =0.01)、男性の有病率が高かった(48.3%対39.9%、P =)。 .02)、他の四分位数グループ(Q1からQ3)よりも通常のアルコール飲料を飲んでいる人(34.7%対26.0%、P =0.01)とβ遮断薬(26.9%対19.9%、P =0.03)朝と夕方の平均(ME平均)BPに有意差はありません。ME平均およびその他の交絡因子を制御するロジスティック回帰分析では、ME差の第4四半期の独立リスクは高齢(10歳:オッズ比[OR] 1.21、P =0.01、95%信頼区間(CI)1.04-1.42) )、通常の飲酒者(OR 1.51、P =0.04、95%CI 1.01〜2.26)、およびβ遮断薬の使用(OR 1.50、P =0.02、95%CI 1.06〜2.12)。

結論

高齢、β遮断薬の使用、および日常的な飲酒は、降圧療法中の高血圧患者における誇張されたMEの違いの重要な決定要因であった。

朝の血圧レベルの上昇は、左室肥大や微量アルブミン尿などの標的臓器障害と関連があることが示された。日本の北部地域における前向き研究であるOhasama研究は、自己測定血圧モニタリングによって測定された朝の血圧が将来の脳卒中と死亡率の独立した予測因子であることを示した。しかし、朝の血圧急上昇のリスクに関する明確な証拠はこれまで欠けていた。

最近、我々は誇張した朝の収縮期血圧の急上昇(朝の血圧[目覚め時間後の最初の2時間の間の平均からの血圧測定値]マイナス)最低の血圧[最低の夜間を中心とするの血圧測定値の平均]外来血圧モニタリングにより評価された値は、24時間血圧レベルとは無関係に、無言性脳梗塞の有病率および脳卒中イベントの発生率に対する独立した危険因子であった。血圧モニタリングは脳卒中の独立した予測因子であることも示された。

自己測定血圧モニタリングは、外来血圧モニタリングの代わりになる可能性がある。高血圧の予防、検出、評価、および治療に関する全国合同委員会ガイドライン(JNC7)の第7次報告では、自己測定血圧レベルは10であった。朝と夜に測定されたすべてのBPの平均として評価される。しかし、MEの差は高血圧患者の管理にさらなる臨床的有用性を有する可能性があり、朝の高値と夜の低値のBPとの誇張されたMEの差は、よく管理されたME平均を有する投薬高血圧患者においてさえ心血管疾患の危険因子であり得る。

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