スマートコンタクトレンズは開発中止。非侵襲的血糖・血圧持続モニターは実現せず。
Googleが開発中止したスマートコンタクトレンズは非侵襲的に涙液から血糖値を、毛細血管から血圧を持続的にモニターすることを意図していた。リアルタイムにデータを送信して管理出来て、Freestyle Libreも真っ青というのが狙いだったが、断念。
DexComがCGMでGoogleと提携する
DexComがCGMでGoogleライフサイエンスと提携することで、より小さく、より安価なCGMを提供するとしている。1型糖尿病だけでなく2型糖尿病もターゲットにする。
「このコラボレーションはまだまだ目標から遠いところにあるが、賢いデータ解析をもつシンプルで小さなデバイスをまず2型糖尿病患者から開始し、1型糖尿病市場にも広げていく。病院市場や、妊娠糖尿病を対象としたCGMとして市場拡大を加速していく。」
とCEOのKevin Sayer氏は述べている。どのくらい小さいかというと、いわゆる「バンドエイド」大である。これは小さい。
Google Life ScienceはGoogleの社名変更によって間もなくAlphabet Life Scienceとその名を変える。Googleはスマートコンタクトレンズなどでもライフサイエンス分野に進出しようとしていたが、断念した。こちらも、侵襲のないCGMの可能性を秘めたものであっただけに残念である。
非侵襲のCGMは他にもいろいろ出てくる可能性があるが、Google (アルファベット)が出てくることで、クラウドと連携したデータ管理が簡単にできるようになりそうだ。スマートフォンで非侵襲CGMができれば最高だ。
糖尿病患者さんが、より優れたCGMを受けられる日はすぐそこに来ている。