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グーグルとサノフィが血糖測定事業、糖尿病治療事業で提携する

01/09/2015

グーグルとサノフィが血糖測定事業、糖尿病治療事業で提携する

Googleが糖尿病領域に進出

糖尿病事業に熱意を示しているGoogleは血糖値測定ができる wearable device の特許を申請した。手首などに装着して、注射針の代わりに micro-particle (井上陽水のいう「ミクロ微粒子」?で血液を吸い上げる仕組みである。wearable device が自動的に血糖測定をしてくれる。手首に装着するだけで、時計をしている感覚で負担が小さい。

Googleの血糖測定ウェアラブルデバイス

さらに先日、CGM事業でDexComと提携を発表したばかりである。今度はサノフィと提携する。サノフィが31日発表した。グーグルと糖尿病の治療で提携する。背景には拡大を続ける糖尿病市場がある。

サノフィと共同で新しい糖尿病治療を開拓

サノフィのインスリンの製造技術とGoogle Life Sciences部門のIT技術を活用し、効果的な治療方法を研究する。投資額は明らかにしていない。Google Life Sciences divisionの持続的血糖モニタリングを新しい糖尿病治療に活かす考えだ。先日のDexComとの提携も当然生きてくるだろう。

GoogleはNovartisとも提携

Googleは一方で2014年7月、Novartisとの提携を発表している。Googleの「スマートコンタクトレンズ」を使って糖尿病患者に非侵襲的にCGMを行うことで健康状態を把握したり、老眼の人がつけると自動的に焦点を合わせたりする技術の実現で協力している。IDF(世界糖尿病連合)によると、2035年までに世界の糖尿病患者は5億9千200万人に増えると予想されている。現在が4億人弱であるから、1.5倍に市場が拡大するわけである。ここに目をつけているのである。スマートコンタクトは涙液から血糖値を把握出来て、毛細血管から血圧を把握出来る。それを持続的に送信出来てしまうのだ。

血糖値測定レンズ開発停止 グーグル系医療関連会社

2018/11/17 共同通信

米グーグルの持ち株会社アルファベット傘下の医療関連会社、ベリリー・ライフ・サイエンスは16日、血糖値を常時測定できるコンタクトレンズの開発停止を決めたと発表した。糖尿病の患者向けに2014年から研究開発を続けていたが、早期の実用化は難しいと判断した。

コンタクトレンズに付いているセンサーが涙の成分を測定し、携帯端末に送信する仕組みを想定していたが、ベリリーは、涙からブドウ糖を正確に測定するのは難しく、医療器具で求められる水準に達しなかったと説明している。

ベリリーはスイス製薬大手ノバルティス傘下のアルコンと協力して、老眼用のコンタクトレンズや白内障手術後に視力を改善させる眼内レンズの開発に注力する方針も示した。(共同)

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