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ピオグリタゾンが2型糖尿病および境界型のNASHを改善させる

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ピオグリタゾンが2型糖尿病および境界型のNASHを改善させる。101例ランダム化プラセボ対照 非盲検18か月追跡UTHSCSA NASH

Long-Term Pioglitazone Treatment for Patients With Nonalcoholic Steatohepatitis and Prediabetes or Type 2 Diabetes Mellitus: A Randomized Trial

Ann Intern Med. 2016 Sep 6;165(5):305-15.

NASHとピオグリタゾン

NASHとピオグリタゾン

糖尿病患者さんにNASHの方は少なくないので、有益な情報である。

背景

ピオグリタゾンが2型糖尿病及び境界型のNonalcoholic steatohepatitis (NASH)に好影響を与えることは言われてきたものの、長期的使用についてのエビデンスはなかった。

目的

2型糖尿病及び境界型のNASHに対するピオグリタゾンの有効性安全性を検討する。

方法

二重盲検、ランダム化プラセボ化試験。大学病院で行う。101名の2型糖尿病及び境界型のNASH。すべての患者は事前に低カロリー食を与えられる(500KCal/日)。その後ランダム化、18か月にわたり45mgのピオグリタゾンもしくはプラセボを与えられる。少なくとも2ポイントで肝の組織を調べ、繊維化の悪化の有無を調べる(プライマリーアウトカム)。セカンダリはその他の肝組織結果、トリグリセライド含有量、その他代謝パラメータ。

結果

ピオグリタゾン群では58%で肝の繊維化の抑制、51%でNASHの解消。肝の組織学的な繊維化の指標も改善。肝の脂肪含有量、脂肪細胞の割合改善、筋のインスリン抵抗性改善。体重は2.5Kg増加。

結論

2型糖尿病及び境界型のNASHに対するピオグリタゾンを長期投与するのは有効かつ安全である。

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