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DPP-4

アナグリプチンおよびシタグリプチンのLDL-Cに与える効果の違い

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脂質異常症および心血管リスクを有する2型糖尿病患者における低密度リポタンパク質コレステロールに対するアナグリプチンおよびシタグリプチンの効果:理由および試行錯誤の研究デザイン

シタグリプチンの脂肪肝改善

シタグリプチンの脂肪肝改善

Effect of Anagliptin and Sitagliptin on Low-Density Lipoprotein Cholesterol in Type 2 Diabetic Patients with Dyslipidemia and Cardiovascular Risk: Rationale and Study Design of the REASON Trial.

Cardiovasc Drugs Ther. 2018 Feb 12.

背景

低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)の減少は、糖尿病および他の危険因子を有する患者などのアテローム性動脈硬化症の危険性が高い患者にとって重要である。アナグリプチンは、スタチンの使用にかかわらず、フェーズⅢ試験でLDL-Cを12週間減少させると報告されているが、この効果が他のジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害剤に共通するのかどうかは不明である。

方法

2型糖尿病およびアテローム硬化性血管病変を有する患者において、LDL-Cの52週間の減少の主要評価項目として、アナグリプチンとシタグリプチンの優位性を確認するために、多施設無作為化オープンラベル並行群試験を実施した。ヘモグロビンA1c(HbA1c)の変化に関してアナグリプチンのシタグリプチンに対する非劣性と同様に、患者はアナグリプチンまたはシタグリプチンを1:1の比率でランダムに割り付け、アナグリプチン群はアナグリプチン100mgを1日2回、そしてシタグリプチン群はシタグリプチン50mgを1日1回経口投与する。試験期間中、低血糖症薬および抗脂質異常症薬を添加すべきでなく、投与量を変更してはならない。300の総サンプルサイズは、30%の脱落率を考慮して、0.8の累乗にLDL-Cの0.05の両側αを与えると推定された。サブグループ分析のための予め指定された因子は、HbA1c、DPP-4阻害剤の使用、性別、体格指数、LDL-C、年齢、および既存の虚血性心疾患の治療の存在である。アナグリプチンの推奨開始用量は100 mg bidとsitagliptin 100 mg qdであった。 したがって、アナグリプチンの有効性は、LDL-CおよびHbA1cの減少に関して、シタグリプチンの有効性よりも優れている可能性がある。

ディスカッション

既存のスタチン治療にもかかわらず、LDL-C低下が十分でない場合にはよりLDL-Cを低下させるDPP-4阻害薬であるアナグリプチンの追加が有効な選択肢となる。

船橋市の糖尿病内科において、脂質管理が難しい症例にはアナグリプチンが良い選択肢になるだろう。

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