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エキセナチド投与における急性膵炎のリスクはほかの糖尿病薬より高くない

12/10/2009

エキセナチド投与における急性膵炎のリスクはほかの糖尿病薬より高くない

バイエッタ(エキセナチド)

DPP-4阻害薬である万有製薬/小野薬品の「シタグリプチン」が間もなく発売されるが、インクレチンを巡っては各社が熱い戦いを繰り広げている。実際、某社のMRは「エキセナチドはトカゲの毒がそのまま入っていますからね、膵炎が多いんですよ。」なんて言ってくる。EASDでエキセナチドと膵炎についてコメントがあったが、統計学的にエキセナチドによる急性膵炎発症は明らかでないということのようだ。

エキセナチドはFDAなどから急性膵炎の発症が指摘されているが、他剤と比べて頻度が高いわけではない。米国の医療保険請求データベース検索から得られた後ろ向き解析の結果を米Amylin PharmaceuticalsのGary.L.Bloomgren氏が中間報告として発表した。発表は9月30日から10月2日にオーストリア・ウイーンで開催された第45回欧州糖尿病学会(EASD)で行われた。

船橋市の糖尿病患者さんにエキセナチドを使える日が来る。メリットは大きいだろう。特に週一回タイプのエキセナチドには期待している。

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