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SGLT-2阻害薬 ダパグリフロジン 、SU剤に非劣性

28/09/2010

SGLT-2阻害薬 dapagliflozin 、SU剤に非劣性

フォシーガ

フォシーガ

米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)と英アストラゼネカ(AZ)が共同で開発を進めているSGLT-2阻害剤ダパグリフロジンの有効性について、SU剤グリピジドに対して非劣性を示した52週間の臨床第3相(P3)試験結果が24日、スウェーデンのストックホルムで開催された第46回欧州糖尿病学会(EASD)年次学術集会で、オーラル発表として報告された。ドイツの糖尿病センターのマイケル・ナウク氏が発表した。BMS/AZのSGLT-2阻害剤、dapagliflozin の情報。6月のLancetに掲載されたものに続く情報。

前回はメトホルミンで血糖コントロール不十分だった患者にdapagliflozinを上乗せすることで血糖降下作用が確認されたが、

今回は「メトホルミンで血糖コントロール不良例」に対し「SU剤を上乗せした群」と「dapagliflozinを上乗せし群」を比較し、SU剤群と比べて非劣性が示された。

報告されたのは、メトホルミン単剤で血糖コントロール不良な患者に対して、セカンドラインとしてダパグリフロジンを併用した場合、グリピジド併用と比べて非劣性であることの検証を目的とした、二重盲検ランダム化比較試験の結果。対象は、ベースラインのHbA1c値が6.5~10%の2型糖尿病患者816人。被験者は、ダパグリフロジン(2.5mg/日から第18週までに最大10mg/日へ漸増)併用群、またはグリピジド(5mg/日から第18週までに最大20mg/日へ漸増)併用群へ割り付けられた。

ダパグリフロジン(フォシーガ)は船橋市の糖尿病患者さんにも使用されるだろう。

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