DPP-4

DPP-4阻害剤は、2型糖尿病患者の骨格筋量の減少を減弱させる。

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DPP-4阻害薬は、2型糖尿病患者の骨格筋量の減少を減弱させる

Dipeptidyl peptidase 4 inhibitors attenuates the decline of skeletal muscle mass in patients with type 2 diabetes.

DPP-4阻害薬

背景

ジペプチジルペプチダーゼ4(DPP-4)の活性化は、おそらく筋肉機能の喪失につながる、骨格筋塊におけるインスリンシグナリングの障害に関連することが報告されている。この研究は、DPP-4阻害薬の使用が2型糖尿病患者における筋肉量の進行性喪失を減弱させるかどうかを調べることを目的としている。

方法

この後ろ向きの観察研究では、2型糖尿病(平均年齢62±12歳、女性39%)を有する105人の患者を研究した。交絡変数による偏りを低減するために、傾向スコアマッチング分析を行った。全身二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)によって測定された骨格筋指数(SMI)の1年後の変化を評価した。内臓脂肪および皮下脂肪の1年間の変化(VFAおよびSFA)および肝臓減弱指数(LAI)もまた、腹部コンピュータ断層撮影によって決定された。

結果

全患者では、105人中37人(35.2%)の患者がDPP-4阻害薬で治療されていた。DPP-4阻害薬を内服する患者のSMIの推定変化は、無しの患者よりも有意に高かった(0.05±0.06対-0.10±0.04kg、p=0.046)。傾向が一致した集団(N=48)では、同じ知見が観察された(非DPP-4阻害薬では-0.12±0.03kg、DPP4iでは0.04±0.03、p=0.033)。DPP-4阻害薬を内服する患者とそうでない患者のVFA、SFAおよびLAIの変化に有意差はなかった。

結論

我々のデータは、2型糖尿病患者の老化による筋肉量の進行性喪失を防ぐDPP-4阻害薬の可能性を示唆している。

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