ルーマニアのジャンクフード税
2月にお伝えしたルーマニアのジャンクフード税(ファストフード税)は導入が決まったようだ。米ニューヨーク州でも同様の動きがあり、この流れは世界的な潮流になっていくかもしれない。
これは日本も決して無縁の話ではない。景気低迷に伴い、ジャンクフードしか食べられない人が増え、結果として肥満者が増えているように思う。
ただ、わが国の場合タバコ税に加えてジャンクフード税と増税一辺倒では国民の指示が得られないので、スイスで提案されているような健康な人への減税の方が良いかも知れない。
船橋市の肥満2型糖尿病患者さんにも無縁ではない話である。
糖尿病患者、肥満の患者に税金をかけることの是非
これは何とも言えないが、過度な負担にならないようにすれば悪くないシステムであろう。糖尿病患者が全世界で増加している。それだけならまだしも、糖尿病患者には多額の医療費がかかる。全身状態が不良になって働けなければ医療費の自己負担もできない。社会全体への負担となって跳ね返る。そうなる前に、糖尿病患者の発生を抑制しようというのである。発想は素晴らしい。
船橋市の糖尿病患者
船橋市の糖尿病患者、糖尿病診療のためにも、患者さん、患者さん未満の方への啓発活動が必要だ。