よくある質問(FAQ)|1型糖尿病の総合Q&A

1型糖尿病について、患者さん・ご家族からよく寄せられる質問をまとめました。各質問の詳細については、関連ページもご参照ください。

基礎知識

1型糖尿病と2型糖尿病はどう違いますか?

1型糖尿病は膵臓のβ細胞が破壊されインスリンが絶対的に不足する状態です。2型糖尿病はインスリン抵抗性や相対的なインスリン不足が主因です。原因・発症機序・治療法が根本的に異なります。

詳細:1型糖尿病とは

1型糖尿病は子どもだけがかかる病気ですか?

いいえ。1型糖尿病は小児・若年者に多いですが、成人以降に発症するケース(LADA:成人発症緩徐進行1型糖尿病)も少なくありません。全年齢で発症する可能性があります。

詳細:1型糖尿病とは

1型糖尿病は遺伝しますか?

遺伝的要因(HLA遺伝子など)は関与しますが、1型糖尿病は単一遺伝子疾患ではありません。遺伝的素因に環境要因(ウイルス感染など)が加わって発症すると考えられています。

詳細:1型糖尿病とは

1型糖尿病は治りますか?

現時点では1型糖尿病を根本的に治す治療法は確立されていません。インスリン補充療法により血糖をコントロールしながら、合併症を予防し、健康な生活を送ることが治療の目標です。

詳細:1型糖尿病とは

治療

インスリンは一生必要ですか?

はい。1型糖尿病ではインスリン産生能力がほぼ完全に失われるため、生涯にわたるインスリン補充療法が必要です。インスリンを中止するとケトアシドーシスなど重篤な状態に陥ります。

詳細:インスリン療法(基礎)

インスリンポンプ療法は誰でも受けられますか?

インスリンポンプ療法は、複数回注射法で血糖コントロールが不十分な方、血糖変動が大きい方、低血糖を繰り返す方などに適応があります。主治医とご相談ください。

詳細:インスリンポンプ療法

CGM(持続血糖モニタリング)は保険適用ですか?

一定の要件(インスリン療法実施中など)を満たす場合、CGMは保険適用となります。FreeStyle Libre、Dexcom G6/G7、Medtronic Guardianなどのデバイスが対象です。

詳細:CGM(継続的グルコースモニタリング)

日常管理

1型糖尿病でも運動はできますか?

はい、適切な血糖管理のもとで運動は可能です。運動前の血糖値確認、インスリン用量調整、糖質補給など、注意点があります。

詳細:運動と1型糖尿病

1型糖尿病で食べてはいけないものはありますか?

1型糖尿病で絶対に食べてはいけない食品はありません。糖質を含む食品は、適切なインスリン用量を計算すれば摂取可能です。ただし、血糖値を急激に上昇させる食品(清涼飲料水、菓子類)は注意が必要です。

詳細:食事療法・カーボカウント

低血糖になったらどうすればいいですか?

血糖値が70mg/dL未満の場合は、ブドウ糖15〜20g(ブドウ糖タブレット3〜4錠、またはジュース150〜200mL)を摂取し、15分後に再測定します。改善しない場合は繰り返します。

詳細:低血糖の対策

特殊状況

1型糖尿病でも妊娠・出産できますか?

はい、適切な血糖管理のもとで、1型糖尿病の女性でも健康な赤ちゃんを出産できます。ただし、妊娠前からの準備と妊娠中の厳格な血糖管理が必要です。

詳細:1型糖尿病と妊娠

1型糖尿病の合併症は予防できますか?

はい、適切な血糖コントロール(HbA1c 7.0%未満)、血圧管理、脂質管理、定期的なスクリーニング検査により、合併症の発症・進行を予防・遅延できます。

詳細:合併症

日常生活

1型糖尿病でも就職できますか?

はい、1型糖尿病でも就職可能です。ただし、職種によっては制限がある場合があります(例:商業用ドライバー、自衛官など)。職場には健康状態を適切に伝えることが重要です。

詳細:1型糖尿病と日常生活

旅行時のインスリンの保管はどうすればいいですか?

インスリンは直射日光・高温を避け、保冷バッグなどを使用して保管します。飛行機の場合は機内持ち込み手荷物に入れてください(預け入れ手荷物は温度管理が不確実)。

詳細:1型糖尿病と日常生活

災害時に1型糖尿病患者はどう対処すべきですか?

災害時には、インスリン・注射針・血糖測定器・ブドウ糖タブレット・医療情報を記載したカードを非常用バッグに準備します。インスリンの冷蔵保管が困難な場合は、室温で保管可能(28日以内)。

詳細:1型糖尿病と日常生活

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